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New Generation
Seiji Honma (Honmax) 's Blog
1/11/2012
Drikin TVに出演させて頂きました
最新のTech系ニュースやガジェット話を
サンフランシスコ在住のエンジニア
@drikin
氏と
@miyagawa
氏がお送りするビデオポッドキャスト
drikin tv
に出演させて頂きました。
番組中で省略しました私の音楽業界〜ゲーム業界への経歴は 渡辺千賀さんの「
はたらけシリコンバレー
」をご覧いただければ幸いです。
実際制作した曲の一部は
SoundCloud
にアップしてあります。
ディスコグラフィーの一部は
Discogs
に誰かがリストアップしてくれました。
今年も drikin tvは要チェックですぞ!
続きを読む...
11/16/2009
MacのSSD事情
ここ10年ぐらい 個人的に(Local) Storage Device動向を追っている。
速度のパフォーマンスが必要な理由から、15000rpmのハードディスクやらRAM Diskやら使ってきたが、Solid State Drive (SSD)は速度と容量とコストを考えた時に、自分の中では久々のBreakthroughであった。
そんなSSDが、ようやく現実的な容量で普及し始めたので興味を持ち始めた方々も多いと思い、ここベイエリアで割と楽に手に入るSSDでベンチマークしてみた。
SSDの豆知識
まず、はじめにSSDの説明を軽くしておこう。ここではコスト的にMLC SSDに絞って話を進める。SSDのメーカーには色々あるが、内部的には
* フラッシュメモリ・コントローラ
* キャッシュ用DRAM
* NANDフラッシュメモリ
の部品が重要だが、性能を左右するのはフラッシュメモリ・コントローラである。そのコントローラでカテゴライズすると、
* Indilinx系
* Intel系
* Samsung系
* JMicron系
* 東芝系
といった感じに大別される。
JMicronは、USB-SATAコントローラーなどいろいろ手がけているが、2年ほど前にSSDがPCパーツとして出来た黎明期のコントローラ・メーカとして有名になった。
しかし、JMicron JMF602チップの「プチフリーズ(通称:プチフリ)」と呼ばれる致命的な問題で、悪名高きSSDコントローラ・メーカとしてレッテルを貼られ、現在汚名返上ステージである。
一方Samsungは、もともとVAIO や MacBookAirのSSDモデルのパーツを供給しており、若干のプチフリ現象がありつつも、JMicronほどはひどくなかったため人気はあったが、ドライブ単体パーツとしては手に入りずらかった。
その「プチフリ」問題を解消することが一部マニアの間で熱望されたタイミングで出て来たのがIndilinxとIntelだった。
東芝も2009年始めのCESで製品発表をしながら、パーツ市場に製品が出て来たのはここ数週間の話である。
現在、Appleストアでカスタマイズして内蔵されるSSDはSamsung製か東芝製のどちらかである。両者とも信頼性とパフォーマンスといったバランスを考えると、可もなく不可もなくといったところだ。
ここベイエリアで現在パーツとしてSSDを手に入れるためには、ローカルの店としてFry'sかCentral Computer Systems、もしくは通販だが、Google Product Searchで出てくる店で在庫している店は意外と少ない。日本の秋葉はやはり品揃え豊富で懐かしくなる。
ベンチマーク結果
早速ベンチマークを取ってみた。
パフォーマンスを追求するということで、光学ドライブは外し、代わりに2.5inchデバイスを内蔵出来るマウンタを使用している。
ベンチマークを取った環境は以下の通り。
--------------------
XBench 1.3
MacBookPro 5.2
Memory 4GB
OS 10.5.8 (9L31a)
--------------------
Intel x2台, x4台のみ以下の環境
--------------------
Mac Pro 1.1
Memory 9GB
OS 10.6.1 (10B504)
--------------------
Fig. 1 : SSD比較
( グラフは暖色系が書込み、寒色系が読込み、それぞれ薄い色が4k、濃い方が256k 、クリックで拡大)
一番上のSuperTalent製FTM20GK25Hは約一年前の製品で、例のプチフリJMF602チップである。ランダム書き込み(4k)が他に比べて極端に遅いのがプチフリの原因だ。
このベンチマークではわからない項目として、コンスタントにどれ位の速度が出続けるかというのも重要なのだが、Intelが強い。その他のIntelの特徴として、ランダム書込み(4k)が際立って優秀である。他のSSDはどれも10MB/sなのに対して6倍ほど出ている。現在、Intel製のSSDは製造プロセスが50nmの第一世代G1と、34nmの第二世代G2の両方が市場に出回っているが、もちろんG2の方が性能がよいので、購入する際はご注意を。
次に、Frysなどで簡単に手に入るPatriotのTorqxは、コントローラはIndilinxのIDX22(Barefoot)でOCZのVertexとほぼ同じである。ただ、総容量の違いで速度に違いが出ている。多いほど良いのは、IntelもIndilinx系も共通のようだ。
ベンチマークから分かるように、Indilinx系250GBはシーケンシャル読み書きに強いが、別の検証をすると、コンスタントにこの速度が出るわけではなく平均すると数字は下がる。
Fig. 2 : SSDとハードディスクの比較
次に、「SSDなんて高ぇよー。HDDで十分だ。」という人のためにHDDとの比較をw
現在、2.5inchで速度を求めるとすればSeagate製の7200回転ドライブ、容量を求めるとすればWesternDigital製の640GBになるのだが、それらと比較したグラフがFig.2である。3.5inchの1TB越えHDDならシーケンシャルで100MB/sぐらい出るのだが、2.5nchだと70MB/sぐらい。ランダム(4k)に関しては、まさにハードディスクの弱点である。
Fig. 3 : SSD単体 と RAID 0の比較
私はMacBookProに内蔵させるために、必然的に2.5inch x 2 が 内蔵限界なのだが、興味本位で3.5inchエンクロージャに2.5inchを2台収容でき、RAIDコントローラを内蔵のステキ(だと思った)
Patriotから出ている製品
も試した。結果から言うと、
SiliconImage社製の廉価版RAIDコントローラ
を使用しているせいか、読込みに関しては単体使用時より遅くなり、ランダム書込(4k)が若干改善するが、Intelドライブ単体にもほど遠いので、結局却下(笑)
で、Disk UtilityによるソフトRAID 0 (ストライプサイズ:32k)のデータが集まったので比較。ソフトRAIDのせいもあり、全ての項目がリニアに増えるわけではないが、MacPro上のIntel SSD2台、4台の数字は驚異的。
(Special Thanks :
naan studio,Inc.
)
体感的な個人的指標の一つとして、アプリ起動時にDockのアイコンが何回跳ねるか(笑)があるが、もう何回とかいうレベルではなく、SSDでRAID組んだらアイコンが跳ねる頂点に行く前にはアプリが立ち上がる。
総評
検証結果を私的経験も踏まえてまとめると、普段、ブラウザやOffice系アプリをメインで使うなら Intel SSDがオススメである。やはりランダム書込(4k)が際立って優秀なのと、読込みに関してもコンスタントに速い。現在のIntel SSDの容量は160GBが最大なので、光学ドライブを外してHDDを補助で入れるのもありだろう。このSSD+HDDハイブリッド構成が、コストとパフォーマンスのバランス的にはベストのように思える。本体の起動時間もHDDの半分程度の30秒前後だった。
もし、FinalCutやLogicのようなクリエイティブ系アプリをメインで使用するなら、シーケンシャル読み書きが優秀なIndilinx系を選ぶといいだろう。こちらも本体の起動時間はIntel系と変わらず30秒前後。
現在、私のMBPはIndilinx系のVertex 250GB 2台のRAID0で落ち着いている。アプリの起動含め、全てがキビキビ動いて快適である。唯一、本体起動に関してはソフトRAIDということもあり単体よりも遅いが、それでもHDD単体よりは速い。
あと、想定はしていたが予想外に快適な要因が2つ。パームレスト部分がHDDほど熱くならないのと、音が全くしない。普段使用する分にはCPUのファンも低回転で 環境の暗騒音の方がむしろ大きいので本体から全く音が聞こえてこない。いかにHDDの回転音が大きかったかを再認識した。
もう、HDDには戻れないw
続きを読む...
10/12/2009
最近のサウンド技術(Time Exp/Comp)
JTPAのギークサロンに御来場いただいた皆様、ありがとうございました。
テンポのプラマイ10%が、商用クオリティで許されるクオリティかどうか半信半疑の方も多かったので、デモをアップしておきます。
サウンド・プロセッシング技術は年々向上しており、音程を保ったまま時間を長くしたり(Time Expansion)、短くしたりする (TIme Compression)技術は現在の音楽制作、映像制作でかかせないものになっています。
ギークサロンでお話したように、ゲーム開発、映像関連では音楽制作は全体の行程の中で後ろになりがちです。臨場感を出したり、演出の効果を最大限にするためにはどうしてもタイミングを合わせる必要があるため、何も決まってない状態から音を作るのは難しいという理由があります。
またスケジュールの都合上、絵が出てきてからサウンドをすべて仕上げるまでの期間もそれほど余裕が無い場合がほとんどです。声優のセリフや、ボーカル、ギター、ドラム、サックス、ピアノ等々、プロの生演奏を入れたい場合はアーティストの予定を調整したり、収録スタジオをブッキングしたりと、一回収録するだけでもなかなか手間がかかります。
そこへ「ごめん、尺(長さ)変わっちゃったんだよねー」
と言われることも頻繁にあります。
また、過去の例でこんなこともありました。ある海外アーティストのアルバムのマスタリング作業中、収録する曲のうち1曲だけ、どうしても他の曲とのテンポのバランスがとれないから、1曲丸ごとテンポ変更したいとディレクターが言い出しましたが、もしそれを実現しようとすると海外のレーベルと連絡をとり、作家、アーティストとテンポを変更するため収録をやりなおす交渉をしたり、その再制作の期間を調整したりする必要があり、なかなか時間がかかるものなのです。しかも、最近のマスタリング作業は発売1ヶ月前にギリギリ行われるなんてのはザラなので、もしその1曲のテンポを変更するとしたら確実に発売延期=レコード会社的にはあってはならない事故になります。
そこで、私が担当した際に、一般的に世の中に出すクオリティと、そのアルバムの他の収録曲との音質バランスを考え、「これぐらいまでなら変更できる」とマスタリング作業中に2mix(最終的に1曲になっているデータ)に対して、テンポ修正、その修正でアラが出たところを手作業で細かく修正し、事なきを得たという苦労話がありました。
このように、現代の音楽制作ではかかせなくなっているテンポ変更のサウンドプロセッシング+修正を施したテストデータをお聞きください。(テストに使用している曲は以前私がプロデュースしたアーティストの曲で、公開の都合上 mp3-Stereo256kbps-Mono128kbpsに圧縮してあります。また、再生にはQuickTime が必要です。)
ボーカル(オリジナル・ピッチ)
普通はテンポを変更すると、カセットテープ(古っ!)のように音程も
このように上がってしまったり、
このように下がってしまいます。
それをうまく処理すると、以下のようになります。
ボーカル(テンポだけ10%速くした版)
ボーカル(テンポだけ10%遅くした版)
次に、Time Expansionの影響をわかりやすくするため、極端に倍の長さ(テンポだけ50%遅くした版)にしてみました。
何も考えずに、その辺のありきたりな方法で普通に処理すると
このようにロボットボイスみたいな感じになってしまいますが、
上のプラマイ10%の例と同じようにうまく処理すると
こんな感じになり
前者よりは、かなりマシだと思います。さすがに2倍に引き延ばしてるので無理がありますが(笑)
さすがに楽曲の2mixに対してプラマイ10%のTime Comp/Expはキツいのですが、あえて実験ということでデータをのせておきます。
オリジナル・ピッチ *1
テンポだけ10%アップ
テンポだけ10%ダウン
いかがでしょうか。ボーカルのみなら、おそらく大半の方が音質の低下は許容範囲に収まっていると感じていただけたと思います。
私が過去手がけたリミックス作品で、最大18%程度テンポを下げたものもありました。本来なら歌い直ししてもらいたかったのですが、スケジュールの都合上、ボーカルのみサウンドプロセッシングで切り抜けました。
原曲は現代風のアップテンポw な感じですが、私は80年代のサウンドを再現しようとBPM(Beat Per Minute)を157から130まで落としました。
原曲(BPM = 157)*2
リミックス(BPM = 130)*3
これはほんの一例ですが、また機会があれば様々なサウンド技術について、説明したいと思います。
* このポストに含まれる楽曲およびサウンドデータの著作権は、このブログのCreativeCommonsライセンスとは独立して管理されておりますので転載はご遠慮ください。
*1 (p) style-jam
*2 (p) delta srl
*3 (p) avex entertainment inc.
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